気象予報 · 2024/09/22
 今年の夏は全国的に記録的な猛暑となった。9月に入っても真夏なみの気温が続いている。本日は9月22日(彼岸の中日)であるが、ようやく日本海から秋雨前線が南下し、大陸からの移動性高気圧からの涼しい空気が日本列島に流れ込んでくる。ただ、ベースの気温が高い(もともと大気が暖められている)ため、最高気温は日本の南部ではせいぜい30℃前後まで下がる程度で、本来は大体8月下旬から9月上旬の気温である。  さて、私は、10年くらい前から、それまでは北緯30度から35度くらいにあった夏季の太平洋高気圧の中心の位置が、地上天気図で北緯40度から45度くらいの高緯度にあることがたびたびあり、そのために台風が東北、北海道の太平洋側から上陸するという、今までにはなかったコースをとる台風が現れるようになった。また、太平洋高気圧のある緯度が高いため、オホーツク海高気圧の南下をせき止める働きをしているように考えられた。実際、昨年と今年の梅雨どきから8月にかけて、オホーツク海高気圧がほとんど現れなかった。これも今までにはなかったことである。  このことについて、三重大学の大学院生の女性が詳しく研究されたことが東北放送のHPに記載されていた。 それによると、通常の太平洋高気圧の北方に、「南北傾斜高気圧」という高気圧が発生するようになった。「南北傾斜高気圧」は、上空にいくにつれて中心が北に傾いていることから名づけられた。 その高気圧の特徴は以下のとおりである。 ・北海道付近の上空を西から東へ吹く偏西風が地球温暖化の影響で北へ大きく蛇行したことにより発生する。 ・北海道付近の上空を西から東へ吹く偏西風が地球温暖化の影響で北へ大きく蛇行したことで発生する。 ・偏西風がユーラシア大陸の北東部周辺で曲がり、蛇行部分に高気圧が発生する。 ・この高気圧が地表付近にある別の高気圧の上にいすわることにより、下層の高気圧を強める。 ・オホーツク海高気圧の南下を抑え、冷たい北東の風「やませ」をブロックするため、東北地方に冷夏ではなく 猛暑をもたらす。
技術士 · 2024/08/27
 近年,水道事業では基盤強化方策の1つとして官民連携が推進されている。第19回民間資金等活用事業推進会(令和5年6月2日)において,令和4年度からの10年間で30兆円の事業規模目標の達成に向け,PPP/PFIの質と量の両面からの充実を図るため,「PPP/PFI推進アクションプラン(令和5年改訂版)」が決定された。...
技術士 · 2024/07/10
 技術士法第47条の2では、技術士が資質向上に努めることを,技術士の責務として定められている。「新・技術士CPD制度では技術士のCPD活動実績を技術士登録簿に記載できる」ようになり、「継続研鑽実績が公的に証明される」ようになった。さらに推薦CPD時間を満足すると、「技術士(CPD認定)」の認定を申請でき、名刺にも記載することができるようになった。...
気象予報 · 2024/06/26
気象庁は6月18日、防災気象情報の見直し結果を発表した。...
技術士 · 2024/06/06
 昨年3月にAmazon MyISBNで5000円で出版した技術士受験対策本(上下水道部門 上水道及び工業用水道 第二次試験 合格のポイント)が、今年5月末の時点で61冊も売れました。技術士第二次試験の自分なりに考えて書いた10項目の合格のポイントが良かったのだと思います。...
気象予報 · 2024/05/19
 日本列島はもうすぐ梅雨の季節となる。毎年、梅雨の時期に線状降水帯が発生し、大雨の被害が出ているが、今年も出水期を目前にして、気象庁から以下のような発表があった。...
技術士 · 2024/05/13
 水道事業の諸問題の解決策のひとつとして、水道の官民連携があげられている。賛否両論はあるものの、官民連携のメリットをいかに考えて実行に移すことが必要だと思われる。  5月11日の産経新聞ニュースが目にとびこんできたので、以下に引用する。...
気象予報 · 2024/04/19
雹は、発達した積乱雲から降ります。...
技術士 · 2024/03/22
日本水道新聞社から「水道公論」という雑誌が出ているのを知り、3月号を購入した。実は水道事業の官民連携に興味があり、本を買ったりネットで資料や論文を読んだりしていたところ、ネットで出てきた資料に『パネルディスカッション「上下水道の官民連携と災害」』というのがあり、「水道公論」の2020年7月号の記事だということがわかった。「水道公論」で検索してみると、日本水道新聞社から出ている上・下水道の総合誌(月刊誌)であることがわかり、バックナンバーの目次を見てみると、官民連携はもとより、最新の上下水道の技術も含めた動向が詳しくかつわかりやすく書かれているのがわかった。水を専門とする私にとって、専門誌といえば、「用水と廃水」と「水道協会雑誌」はだいぶ前から知っていて、「用水と廃水」は今も購読しているが、この雑誌を知らなかったことはうかつであったと思う。上下水道の技術士受験対策の記事もあり、技術士を受験するころから読んでいればよかったと思う。3月号で最初に目を引いた記事は、経済時評の「レベル3.5の視点」であった。官民連携のレベルの意味が、他の書物や資料には書かれているのを目にしていたが、まだ十分には理解できていなかった。しかし、この記事を読んで、官民連携のひとつの形態であるコンセッションが、レベル4であり、レベル3・5は最近提示された管理・更新一体マネジメントであることで、理解が深まった。
気象予報 · 2024/03/06
2023年の日本近海の水温は平年より1.1度高く、統計を取り始めて以来、最も高くなったことが気象庁の調べでわかりました。 気象庁によりますと去年の水温は、過去116年の統計で1位の高さを記録し、これまで最も高かった2021年の0.74度を大きく上回りました。...

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